上原酒造へ行ってきました(2月26日)
雪の降るなか、琵琶湖の西側、上原酒造へ行きました。 上原酒造にある天秤しぼりのしぼり機は写真でその姿を見ていましたが、実物の大きさは迫力がありました。1トンもの重さでじっくりと、袋に入ったモロミから酒をしぼり出すのです。一般の機械しぼりが18時間で済むところを天秤で3日間かけてしぼるという一見、非効率的なやり方ですが、一般的な機械しぼりのようにモロミをしぼりきってしまわないので酒に雑味が混ざらず、旨みにあふれた酒になるのです。上原酒造でもかつては機械しぼりをしていたこともありましたが、おいしい酒を造りたいという思いから天秤しぼりに戻したのです。
杜氏の山根さんがしている酒作りは「米の味を酒に残したい、そういう酒作りをしたい。香りの主張はない酒になるが香りがあると食中酒にむかないから」…この言葉を聞いて、上原酒造の酒の魅力の一端を知りました。この杜氏さんのもとで作られるから深い味わいのある酒ができるんだと、実感しました。
*天秤しぼりの木槽 左の方向に4メートルほど伸びた木の棒の先に1トンの重りが掛かっていて、その重さで木槽のなかのモロミを絞っています
*杜氏の山根さん。穏やかな口調で語られる言葉にも、酒造りへの熱い情熱を感じました。  |