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れんげ畑ニュースNews

「100ミリシーベルト以下は安全」も「1ベクレルは危険」も嘘


福島原発事故の放射能は私たちにどう影響するの?

核施設などの放射能を日常的に浴びる場所で仕事をしていた方30万人を、27年近くも調べた研究があります。

沢山の人を確実に調べているので、私たちが、実際に長期間に低い放射能を、どのくらい浴びると白血病で死亡するのかの基準になります。

政府系では、かなり甘い基準!

「政府系の科学者は、ずっと取り続けた放射能の合計が、100ミリシーベルト以下で癌は起きない。」と言っていますが、この研究では、1.3倍の人が白血病で亡くなるという結果でした

1年間の合計が20ミリシーベルトになる地域への帰還を進めていますが、これだと、白血病で亡くなる方が5年で1.3倍に増えてしまうことになります。(5年で100ミリシーベルトになってしまいます。)

非現実的な基準1ベクレル

食品の会社や、放射能の危険を訴える団体が「1ベクレルでも危険」といっている方もいますが、これは逆に過剰な反応です。

1ミリシーベルトを換算すると77000ベクレルとなるので、この研究結果と比較すると1ベクレルがいかに問題がない数だということがわかりました。

詳しくは、または科学的な解説は、次の文をお読みください。

論文

Ionising radiation and risk of death from leukaemia and lymphoma in radiation-monitored worker(INWORKS)

放射線被曝量をモニターされた労働者の放射線被曝と白血病、リンパ腫で死ぬリスク

Klevi Legrand.  lnstitute for radiological protection and nuclear safety

Lancet Haematel 2015:2:e276-81

要旨

長期及び、何回もの放射線被曝は、職業上、環境中、医療で起こるものですが、その白血病、リンパ腫のリスクには多くの不確定性があります。

方法

フランス、アメリカ、イギリスの核施設に1年半以上雇われた放射線量をモニターされた労働者30万8297名からなるコホート(集団)をトータルで822万人/年(30万8297名なら平均26.7年追跡した)、線量としては、骨髄に当たった線量と、白血病、リンパ腫の死亡率と比較した。

結果

線量は非常に低い線量(1年間に平均1.1ミリグレイ・・・ガンマ線が主なので1.1ミリシーベルトと同じ)、白血病死の過剰相対リスクは、1グレイにつき 2.96倍になった。

この研究は、長期低線量被曝と白血病の関係を強く示している証拠になっている。

解説

この論文は、低線量被曝でも白血病死が起きてることを証明しています。

1グレイにつき2.96倍という結果は、この研究はガンマ線によるものがほとんどの被曝なので、1シーベルトにつき2.96倍と考えてもいいです。(本文に内部被ばくの影響は少ないという記載があります。)

    1シーベルト      2.96倍

    100ミリシーベルト  0.296倍(29.6%増)

    10ミリシーベルト   0.0296倍(2.96%増)

    1ミリ         0.00296倍(0.296%増)

というもので0.296%増加の証拠のため、30万以上の労働者を、平均26.7年追跡して、ようやくわかったというものです。

ちなみに、日本政府は、20ミリシーベルト/年の汚染地への帰還を進めています。これは5年分で100ミリシーベルトになるので、白血病死が29.6%増えるという予測になります。

又、1ミリシーベルトを、セシウム137に換算すると、7万7000ベクレル摂取と同じになります。(ECRRだと、1万5000ベクレル位)。

政府、政府系の科学者が言っている100ミリシーベルト以下でガンは起きないは明白な嘘ですが、1ベクレルが危険だというのも誤っています。  論文 訳と解説 名古屋生活クラブ 伊澤

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