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福島第一2号機

 

F1-2の危機的状況が続いています。

本日未明(午前1時)、ポンプによる炉心への注水が可能になったと発表がありましたが、その後、午前3時になっても圧力容器の水位があがらず、炉心は露出したままであることが判明。

しかし、圧力容器内の圧力上昇はない、と発表。(弁を開放し、圧力を逃していないだろうか)

今朝、6:45枝野長官の記者会見では、圧力容器の外側の格納容器下部にある「圧力抑制プールに何らかの損傷」という気になる表現がありました。

炉心を冷やす水が入っている圧力抑制プールに損傷がある、ということは、プール内の水が失われて、炉心に水が供給できない状態の可能性があります。

事故で自動停止してから四日目ですから、炉心温度も大分下がっており、このまま炉心溶融は無いかもしれませんが、大幅な炉心の損傷は起こっているはずです。

水素も大量に発生しているはずですが、昨日お知らせしたように、格納建屋に穴をあけて蒸気を逃しているので、爆発が起こらないのです。

炉心を守るために、放射能を外に逃す、という異常事態は続いています。

TVでは、しきりに健康に影響がある値ではない、と云っていますが、この範囲の膨大な数の住民がこうした汚染空気を吸っていることを考えれば、長期的には大きな影響があるはずです。

因みに、私たちがチェルノブイリ原発事故で汚染した、ナロジチ地区でナタネ・プロジェクトを行なっている畑でも空間線量率は、現在せいぜい1〜2μSVです。

 


 

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