今日もF1−1〜4は沈静化せず、危機的状況は続いている。
F1-1〜F-3は相変わらず海水を注入しているが、F1-3は本日午前8時半ころまた大量の放射能入り蒸気を放出した。東電によると、燃料貯蔵プールが沸騰した模様。
格納容器破損の可能性も。
線量は(毎時):午前10:00 :810.3μSv、10:45:6400μSv、午後0時30分:10800μSvに上昇、午後1:20頃には2430μSvに徐々に低下。最小限必要な作業員以外は避難した。
白煙は15日から出ていた(東電)。
こんな調子で、海水注入中のF1−1もF1-2も時々蒸気を放出しては、炉心を守っている。
一方、15日に使用済み燃料プールから火災を出したF1-4は今日も再び炎を発見。東電によると火災は昨日以来消火していなかった可能性あり。F1-4は自衛隊がヘリコプターで水を空から注水する計画を立て、一台が水を運び他の一台が空中放射線量を測定したが、100mSv/時をはるかに超える線量を観測したため、ヘリによる注水は危険と判断し中止した。燃料プールは依然として危機的状況。
炉心にばかり目が向きがちだが、使用済み燃料貯蔵プールも定期点検時に一時的に炉心燃料を保管するため、地震以来プールの冷却が出来ない状態で、次第にプールの水の温度があがっている。
4号機のプールは沸騰している。このまま行けば、燃料棒が露出し、再び水素爆発の可能性。
F1-1〜F1−4まで、様々な理由で空中に放射能を含む蒸気を常時放出している。
そのため、環境放射能の値は次第に高く、また拡散しつつある。
F1から北20Kmの福島県浪江町では255〜330μSv/h(4700倍)が観測された。
東電によると、原子力災害対策特別措置法第15条に基づく特定事象(敷地境界で毎時500μSvを超える場合)で報告したケース(15日まで)は、
3月12日pm 4:17
3月13日am 8:56
3月13日pm 2:15
3月14日 am 3:50
3月14日am 4:15
3月14日 am 9:27
3月14日 pm 9:37
3月15日 am 6:51
3月15日 am 8:11
|