硬化油

脂肪酸の中には二重結合がある物もある。

リノール酸、DHA、EPA、オレイン酸などが脂肪酸に含まれる。

それらは水素と反応させると二重結合を失い、硬くなる。
それ故この硬くなった油を硬化油と言う。

硬化油は馴染みの無い名前ではあるが、これは油に水素添加していくと、徐々に油が硬くなり固体状になっていくのでその現象にちなんで付けられた名前である。

そして、その水素添加の過程で[トランス脂肪酸]が出来てしまう。

水素添加はニッケル触媒で高温で行うため、油が悪くなり、又、[トランス脂肪酸]が生じる。

硬化油が使われている食材はマーガリンやショートニングなどが挙げられる。