トランス脂肪酸

トランス脂肪酸は油を硬くするため、または酸化を抑えるために植物油を水素と反応させる事によって生成される。

トランス脂肪酸が含まれている食品にはマーガリン、ショートニング、サラダ油などが挙げられ、一番多く含まれているのはファーストフードの中の人気商品フライドポテト。

トランス脂肪酸はLDLの濃度を上昇させて、動脈硬化、冠動脈、心疾患のリスクを高める為、デンマークでは使用禁止に、オランダはメーカーが自主的に規制をし、アメリカでは義務表示など、太り過ぎの問題がクローズアップされている国では、徐々に規制が始まっている。

またトランス脂肪酸は心臓病を増やす事がはっきりしており、アメリカ心臓病学会は、「摂らないよう」勧告している。

アメリカのFDAは、トランス酸の表示義務化により、年間で心臓発作は600〜1200減少し、250〜500人の命が救われると試算している。