■メモ
ジャガイモがなかなか売れないそうです。え?ジャガイモなんて和洋中なんでもOKだし、若い人にも人気の素材じゃないんですか?
食べるのは好きだけど調理がちょっと・・・ということでしたら、それはもしかして皮むきが面倒だからではないでしょうか?現に私もピーラーで皮むきをしていた頃は、あまり積極的にジャガイモ料理をしていなかったように思います。
でも今は違います。今はジャガイモが届いたら、一袋全部洗い桶の中でまずはゴロゴロとこすり洗いをし、大きな芽があれば取り除き、半分に切ったのち塩をまぶして蒸し器で蒸してしまうのです。熱いうちに皮をむけば薄皮だけがスーっと面白いように剥けます。野菜は、皮のすぐ内側に一番栄養があると言われていますので、大事な部分を残しながら簡単に皮むきができ、しかも下味がついて火が通っているので一石三鳥。さらに、まず蒸すことで煮崩れしやすいタイプかしにくいタイプかがわかりますので、タイプに合わせて調理を考えればよいのです。 さあ、タイプ別蒸しジャガイモの料理開始です。
煮崩れしにくいタイプ
- フライドポテト
これは、皮を剥く必要もなく、蒸したジャガイモをくし型に切り、高温の油でカリッとするまで揚げるだけ。あっという間に山盛りのフライドポテトが出来上がります。熱いうちに美味しいお塩をふってください。
- 肉じゃが、おでんなどの煮物に
適当な大きさに切り、調味料を入れた煮汁の中で煮ます。火が通っているので味の染み込みがよく、短時間で煮物ができます。お弁当の煮物もあっという間です。
- ジャーマンポテトなどの炒め物に
薄切りや千切りにして、油で炒め、塩コショーで味付けをすれば、ボリュームのある洋食のおかずになります。(玉ねぎやベーコンと炒めればジャーマンポテト、オムレツに入れればジャーマンオムレツ)
- お味噌汁の具に
これはほんとに便利です。だしに半月切りのジャガイモを入れ、煮立ったら味噌を溶き入れます。ワカメ、ネギとの組み合わせが特にお薦め。
煮崩れしやすいタイプ
- ポテトサラダ
誰もが好きなポテトサラダ、これを美味しく作るコツはジャガイモが熱いうちにドレッシングの中でマッシュしていくことです。
私はいつも赤梅酢に漬けた玉ねぎにオリーブオイルとレモン汁、粒マスタードでドレッシングを作ります。縦に四つ割に切った人参も一緒に蒸して薄切りにして加えます。こうして下味がついたポテトサラダはそのままでも十分美味しいのでマヨネーズがほとんどいりません。きゅうりやハムなどは、十分に冷めたところへ入れましょう。
- マッシュポテト
鍋にオリーブオイル大匙1.5、豆乳1/3C、塩小匙3/4を入れて火にかけ、熱くなったところにマッシュしたジャガイモ600gを入れてよく混ぜます。
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