アトピーとアレルギーの増加を説明するメカニズムは、西洋化のライフスタイルか保健仮説(hygiene hypothesis)です。
子供の初期の感染は、アトピー、アレルギーの進行へ予防的であると考えられています。又、抗生物質の使用がアトピー、アレルギーのリスクを上げるかもしれません。
生後1年間の抗生物質の使用と、その後のアトピー、アレルギーとの関係をさぐる。
7才と8才の子供の皮膚試験のデーターと、質問用紙を集めた。
生後1年間での抗生物質使用 | アトピーを1.7倍 |
両親のどちらかが枯草熱(花粉症) | アトピーを2-3倍 |
皮膚試験陽性 | アトピーと関係なし |
両親のどちらかが枯草熱で抗生物質使用 | アトピー 2-3倍 |
子供のごく初期の抗生物質使用は、アトピーになりやすい子供に対して、アトピー、アレルギーを進行させるリスクと関係している。
(2012/06/08 掲載)