化学物質過敏症について少しずつ明らかになってきています。
フォルムアルデヒドなどの有機揮発性物質により、皮フ細胞のアレルギー反応が微量でも起きること。フォルムアルデヒド以外でも、トルエン、キシレンなど、又、ビルにおける、エチルヘキサノールなど、それ以外の物質が特に高濃度(エチルヘキサノール−1086μg/立方メートル)に存在していて関連が疑われています。
職場で問題なのは半導体クリーニングなどに使われるトリクロロエチレンで、中国広東省のトリクロロエチレン使用職場で患者が110人発生し、このうち20人が死亡しています。
この死亡例は薬の副作用の症例であるスティーブンスジョンソン症候群(薬の副作用…薬によるアレルギー)と関連付けて考えられています。
スティーブンスジョンソン症候群のホームページ(アメリカ)を見ると、アメリカ国内で毎年10万人がこの薬の副作用であるスティーブンスジョンソン症候群で亡くなっており、全米で4番目の死因であると、書いてあります。
化学物質→アトピー→化学物質過敏症→スティーブンスジョンソン症候群という流れがありそうです。
化学物質過敏症の患者の眼を調べてみると、中心の血流量が減少している例が見られます。
そのため治療は代謝促進、ビタミン、ミネラルなどで改善する症例は多いそうです。(生活クラブ会員の方の話では、半身浴が効果的だと言う事です)
今、私達が心がける事は、この様な「化学物質社会」を反省すること(たばこも化学物質)、自分の体の代謝を高めるために運動、半身浴など、血流を高め、食事は控え目にする事が大切だと思います (伊澤)
(2012/06/08 掲載)