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紫外線から身を守る要因に関するテストについて

紫外線から身を守る要因に関するテストについて

紫外線から身を守る要因=Ultraviolet Protection Factor (UPF)

衣服は紫外線から身を守るアイテムの中で最も有効で便利な物のうちの一つである。しかし、全ての衣服が十分に日光から身体を保護出来る訳ではない。

広範囲に降り注いでいる紫外線を浴びるとそれは人体にとって日焼けと言う形で現れ、ダメージも与え皮膚癌のリスクを高める。衣服は紫外線を防ぐのにはとても有効であるが全ての衣服がそう言った訳では無く、充分に日光を遮断できる訳ではない。全てのファブリック(織物、編み物等)に於いて紫外線を遮断する能力の測定を違う種類のファブリック毎に測定し、どの様な影響があるか実験・研究結果を測定した。

オーストラリア放射能防御・核安全保障事務所(ARPANSA )の紫外線研究室が行ったUPFに対してファブリックスと他の材料について実験を行った。

UPFがランク付けされる時ファブリックに対して大気中の紫外線・放射線をどの位、防ぐ効果を発揮するかどうかで定義される。この実験はオーストラリア・ニュージーランド基準(AS/NZS4399)を通して判定される。UPFのランク付けは15から50で数字が多くなるにつれて紫外線を防ぐ効果がより高くなっていく事になる。従ってファブリックの紫外線防御率の高い物を着用している人の方が紫外線から身を守ることが出来る。

ファブリックの実験結果により、UPFが50より高いものはUPF50+と表示される。

ARPANSAは1990年代初頭からこれらのファブリックによる測定を行ってきた。実験方法はオーストラリア基準(遮光衣料はAS/NZS4399:1996により分類され評価されている。)

この基準は1996年に公開されたものがUPF測定値方法の標準値に紹介され、また遮光効果のある衣料がその効果を主張する時に適切な用語として明記されるようになった。

UPFが測定される時、どの程度ファブリックに紫外線の拡大を伴い、サンプルに到達する量が実験された。違う紫外線の周波数(スペクトル)は異なった影響を人体の皮膚に与え、そしてそれはUPFの値を測定する時に計算される時点で配慮される。

UPF測定時にランク付けされる組織要因に貢献される事項は下記の点である。

 

  • ・衣服の糸に使われている素材の構成(綿、ポリエステル、その他)
  • ・どの程度強く糸が編まれているか、もしくは強く結ばれているか(きつく結ばれている方がランクが上に上がる)
  • ・色(暗い色の方が一般的に良いとされている)
  • ・伸縮性(伸縮性が強いものはランクが低い)
  • ・湿度(沢山のファブリックは濡れている時の方がランクが低い)
  • ・状態(擦り切れていたり、色褪せていたりする衣服はランクが減る)
  • ・仕上げの状態(ある種類のファブリックは紫外線との科学薬品によって作成された状態にある)

ARPANSAは日光を遮断する材料のUPFのランク付けを測定するサービスを開始した。サンプル等は受け取った順番に処理される。更にUPFテストのリクエスト用紙はARPANSA UPF テスト部門へお問い合わせ下さい。電話番号+61-3-9433-2211

オーストラリアでは、2,000年7月に10%の物価サービス税(GST)が登場した。オーストラリアの会社はこのGST()に対しての税の支払いを請求されている。オースラリア系列以外の会社はこの税金を免除されている。全ての支払通貨はオーストラリアドルである。

支払い方法として好まれるのはオーストラリアドルで銀行にて小切手を作成し“ARPANSA”宛に支払うか、電信送信払いで支払う(EFT)かのどちらかである。注意して欲しいのは海外宛にEFTで支払う場合は一回の送金につき20ドルの追加料金が課せられるという点である。

質問のある方はARPANSAの銀行口座部門にEFTによる特別な詳細等を電話でお問い合わせ下さい(+61-3-9433-2250)

2008年12月21日UPFテスト課徴金について

サンプルの数 サンプル毎の値段($)
オーストラリア(GST)を含む
サンプル毎の値段($)
オーストラリアGSTを除く
1 から 10 AUD$103.00(オーストラリアj) AUD$93.64
11から20 AUD$94.00 AUD$85.45
21から30 AUD$85.50 AUD$77.73
31から40 AUD$77.00 AUD$70.00
40以上 AUD$68.40 AUD$62.18

ファブリックのサンプルに於いての定義についての注意点

意義のあるUPFテスト機関の結果を入手する為には原材料の容積もしくは容量の見本をUPFテスト機関に送る事が必要不可欠である。材料の種類によって、UPFの結果は様々な結果が予想される。ある特定の材料から出来ているサンプルに対してはテストの結果が適用可能でも他の異なるサンプルに対してはそれがおそらくは適用されない。

遮光服のオーストラリア・ニュージーランド基準AS/NZS

4399ではテストレポートに対して明確で詳細な必要条項が課せられている。これらには材料のテストの際に色や形など充分な解説がつけられている事が含まれる。APRANZAはAS/NZS 4399 が設ける一連の規則によって適切な説明がサンプルと共に供給されない限りレポートを出版する事が出来ない。