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アミノ酸が入っている商品を外している理由

アミノ酸(グルタミン酸ナトリウム)、をどうやって作っているかご存知でしょうか。
石油から合成していた時期もありますが、今は微生物を培養して作っています。

グルタミン酸を、大量に、しかも細胞の外へ放出する突然変異をした微生物を選びます。
その微生物(細菌)にえさとなる有機物(糖、脂肪、ビタミンなど)を加え、培養します。
その時、脂肪は水に溶けないので、溶かすために「合成洗剤」を加えます。
この菌は、抗生物質(クロラムフェニコール:発ガン性あり)を加えると、菌の外にグルタミン酸を放出します。
培養が終わると、細菌と上澄みの部分に分けます。
上澄みの部分のPHを、あるPHに合わせると、グルタミン酸が沈殿します。
その沈殿を水酸化ナトリウムと反応させて、グルタミン酸ナトリウムを作ります。

以上のような簡単な精製法ですので、当然、不純物も含まれています。
以前「味の素」に聞いた所、安全な不純物だけ、明らかにしてきましたが、
それ以上は明らかにしませんでした。

アミノ酸はうま味成分として、食品業界には欠くべからざる重要な商品になってしまいましたが、「味の素」に見られる様に、情報かくしの為の安全性の上で成り立っている商品です。
消費者からの問い合わせに、食品メーカーとしては自信をもって情報を明らかにするように
ならなければ、アミノ酸は外さざるをえません。
消費者が「自分の知る権利」を積極的に行使してメーカーに働きかけなければ、
食品業界と流通業界(生協も含めて)のもたれあいは変わりません。

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