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四日市港周辺に自生する遺伝子組み換え(GM)菜種に関する調査

国内には既に除草剤耐性(除草剤をかけても枯れない)遺伝子を組み換えた菜種が自生しています。その原因の1つは、日本の製油会社がアメリカから購入した菜種の輸送方法にあるといわれています。このことは日本に水揚げされた菜種が、港からそれぞれの製油工場へ搬送される途中でこぼれていることを意味します。


 今回、四日市港周辺に自生する菜種を採取し、遺伝子組み換えであるかどうかを調査した結果、9ヵ所の内4ヶ所で遺伝子組み換え菜種の自生が確認されました。

実験の方法:
 2006年2月10日に四日市港付近に自生する菜種の植物体を9ヶ所から採取した(図1.)。  採取後直ちにジッパー付きビニル袋に入れ、名古屋市西区名古屋生活クラブ事務所へ運んだ。  洗浄したプラスチック製試験管に水道水を2ml程注ぎ、その中に採取した菜種の葉、およそ1gを入れた後つまようじを使いすばやくつぶした。また、1ヵ所から採取した花も同様に処理した。  次にその中へ指示薬を染み込ませた紙の棒[試験紙](「NEOGEN」:遺伝子を組み換えたタンパク質に反応する;(図3)を挿入後2分ほど待った。  試験紙に表れた赤い線を観察した。(2本表れたとき、遺伝子組み換えであるということがわかる。)

 

実験の結果:
9サンプル(9ヶ所)のうち4サンプルが遺伝子組み換えだった(図4)。

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