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合成洗剤に入っている発ガン性物質 1.4ジオキサン

1.4ジオキサン

合成洗剤(洗剤・シャンプー・化粧品)を使っておられる方、家庭で使っているそれらの商品の成分を見てください。ポリオキシ・・・と書いてあったり、POER,POE,AESと書いてあったりする商品に、この発ガン物質(1.4ジオキサン)は入っています。そもそもこれらの洗剤は、エチレンオキサイドという発ガン物質を原料に作られています。反応中に目的する物質以外の不純物 1.4ジオキサンができてしまうのです。(もっと詳しくいえば、反応しなかったエチレンオキサイドも不純物として残留しています)
さらに問題なのは、このジオキサン、下水処理場では処理できずに、各地の浄水を汚染しています。現時点では、国内の水道水質基準値がジオキサンに設定されていませんが、国内では暫定基準として、30μg/l以上の浄水場からの取水を休止しています。これにともなって、東京都内の二ヶ所の浄水場を休止しています(インターネットで見た分)。しかし、この30μg/lの暫定基準は10万人にひとりの発ガンを意味しています。(生涯にわたるリスク)浄水の汚染値はまだこの程度ですが、井戸水は高度に汚染されているものがたくさん報告されています。国内での調査した商品のジオキサン含有量では、調査したシャンプー、台所用洗剤、洗濯用液体洗剤すべてから、このジオキサンが検出されました。濃度は、0.2〜56mg/l、ppmに直すと、0.2ppm〜56ppmになります。(2000年)
アメリカでの原材料中のジオキサン量を見ると、1997、化粧品材料中に45〜1102(平均348ppm)もの高濃度のジオキサンが残留していました。汚染の流れを見ると、これらの商品による汚染がそのまま浄水場に入り、浄水を汚しているという実態がはっきりわかります。(下水処理場や団地排水から、0.3ppm〜46ppm)、(水道水源であるT川水系で最高100ppm、半年後4.2ppm)、(その他水源で0.5〜2.6ppm)(平均値河川2.4、地下水4.9、浄水1.6 -- 平成11年)。そもそも、これらの合成洗剤は魚毒性が非常に高いもので川から魚がいなくなる一番の原因物質ですが、それ以外にも発ガン物質、ジオキサンの混入という恐ろしい物質です。なにげなく使用することで、環境を汚し、まわりまわって自分たちのガンを招くかもしれないのが合成洗剤です。石けんに切りかえましょう。それで、使用量も減らしましょう。(p.s.このジオキサンが入っている乳化剤がまもなく使用許可になりそうです。ポリソルベート)

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