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テフロン加工製品に発ガン性?
 

ニューヨークタイムズ(2006年2月8日付)

汚れをつきにくくした生地、油に耐性の包装紙、テフロンなどを作るのに使われている化学物質は多くの悪いニュースのテーマに最近なっています。
12月、アメリカ環境保護庁(EPA)はPFOAのリスクを報告しなかった過失に対し、1650万ドル(16.5億円?)の賠償金の支払いで合意した。
先月(1月)EPAはデュポン、3Mを含む8社と2015年までにPFOAとPFOAに分解する、全ての商品をなくすことで合意に達したという声明を出した、2・3日後EPAの科学者団の多数はPFOAを「発ガン可能性…..likely carcinogen」という分類に入れるべきだと、EPA当局に勧告した。
この命名は(likely carcinogen)動物ではガンを起こすが、人で起こす可能性は示唆的であり、決定的ではないということを意味しています。新聞への最近の否定的な報道は、テフロン製造メーカーであるデュポンに全面広告をうたせた。その内容は「テフロンは安全でやめる理由はない」というものでした。
   エンバイランメンタルワーキンググループ……利益をとらない環境の研究グループですが……それによると、テフロン加工のフライパンはPFOA汚染の主要源ではないので、慎重に使えば良い、との事です。
  加熱した空焚きのテフロン加工のフライパンは毒性のガスを放出する可能性があり、特に鳥類には危険です。デュポンは660℃で起きると言いますが、他の科学者達は325℃で起きると言っています。
フルオロテロマー、包装に使われている化学物質ですが、このフルオロテロマーもPFOAに分解していきます。しかし消費者は現在どの包装に使われているか、知る手段がありません。
  FDA(Food and Drug Administraion…アメリカの厚生省)はポップコーンバックの電子レンジ加熱でPFOAが油に溶けているのを見つけました。 同様にピザ、パン、飲料、キャンディーなどの包装にも使われています。
95%のアメリカ人の血液から検出される、PFOAの安全レベルは不明である。
EPAかPFOAを発ガン物質(likely carcinogen)と分類すると決定するとなると、ヒト発ガンのリスクアセスメントを行う必要があります。それで2015年までは、曝露をどう下げるかというアドバイスは変わりません。
テフロン加工のフライパンは低い温度で使うこと、決して空焚きをしないこと、油の付いた食品は包装紙のまま、電子レンジで加熱しないこと、必ずガラス製やセラミック製のものに移し変えること。    (後略)



PFOA汚染の可能性

  • 食品包装に使われている
  • 汚れが付きにくくしている衣服やカーペット
  • ブランド名として
    1. テフロン・ゾニル・ステインマスター・ステインディフェンダー
      スコッチガード・3M・シルバーストーン・ゴアテックス

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