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人工甘味料についての内幕話
◆ 論文で紹介します(翻訳:伊澤) ◆
The Lowdown on Sweet? Medanic Warner 
人工甘味料についての内幕話
The New York Times(ニューヨークタイムズ)
February 12.2006

アスパルテームがリンパ腫と白血病を起こすといラマツィーニ財団の研究は、体重68kgの人が1日にダイエットソーダ576gのビンに含まれるアスパルテームを摂取した場合の4〜5倍の量で実験したものです。

その研究(ラマツィーニ財団)は、1900匹のラットと1億円の費用をかけて行われました。ラマツィーニ財団は非営利団体で、ソフリッティー博士は責任者です。
アメリカ国内ではFDA(アメリカ食品医薬局)はラマツィーニの研究を、注目に値すると述べています。しかしFDA、ヨーロッパ委員会とも「アスパルテームを避ける必要はない。」としています。FDAのジョージ・H・パウリは「私達は何年間にもわたって膨大なデーターを検査している」と述べています。
去年1年間に世界中で570億円もアスパルテームは購入されています。
カロリーコントロール社の副社長であるリンナバースは「ソフリッティーの研究は正しくない。なぜならアメリカ政府の国家毒性計画で決まっている2年間を超えて、ラットを生かしているから。」「ガンが見つかったとしても、何が原因か決定するのは難しい。」「ヒトと同じ様にラットも末期になると衰えて、年を取ることが色んなことを起こす。」

しかし、国家毒性計画の環境毒物部門の次席責任者のジョン・R・ブッチャ−はラマツィーニの研究を「魅力的で徹底的である。」と」述べて、彼自身はラットが自然死を迎えるまで生かされるこの研究方法が結果を誤るとは思っていないとも発言した。
ソフリッティー博士の方法に批判はあるものの、ラマツィーニのガン研究所は銀行と政府に資金援助をうけ、17000人のメンバーを要し1971年に設立をされて以来かなりの信用を勝ち得てきた。最初に塩化ビニールやガソリンへの添加物であるMTBE(メチルターシャリーブチルエーテル)の発ガン性を報告した研究所で、その研究によってアメリカ政府は塩化ビニールの厳しい規則をしたり、21の州はMTBEを禁止した。

ラマツィーニの研究は1900匹のラットを使い、サール社(アスパルテーム開発メーカー) のそれでは、280から688匹のげっし類が使われた。ラマツィーニの研究は3年間ラットの自然死まで待ち、サール社は2年で解剖する。この2年というのは人間でいえば53歳にあたる。「ガンは人生の終わり3分の1の病です。75%のガンは55歳以上で診断される。」
「それなのに、実験を110週(2年)で終わらせたら(ラットは150週から160週まで生きる)ガンが生じ始める位の時に(解剖すれば)ガンの発生を避けていることに繋がってしまう」とソフリティーは述べた。
FDAの記録によるとFDAを承認する前年にFDAはサール社のアスパルテーム研究の正確さと信用性に重大な懸念をもっていた。

1977年〜1985年サール社は、(今の)国防長官、ドナルドラムズフェルドがトップだった、サール社は1985年にモンサント社に買収された。FDAの特別専門委員会の1976年の報告には、サール社のアスパルテーム、その他の薬の研究は「あまり考えておらず、不正確な分析だ。」とある。
この報告を受けて、FDAはサール社のアスパルテームに関する2つの研究が偽っていないか、不完全ではないかの調査のために法務省に大陪審を開く様、要求した。
FDAは法務省のサミュエルKスキナーに大陪審で事実の隠ぺい、偽証を調べる様に依頼した。
大陪審は開かれなかった。スキナーは法務省を辞め、サール社を代表する法律会社に入った。スキナーはその後ブッシュ大統領に運輸長官に任命された。
数年にわたってサール社はアスパルテーム承認の申請を出したが、FDAの承認はえられなかった。サール社のラットを用いた研究では、アスパルテームにより脳腫瘍の増加が見られているとの結論に達した。

FDAの研究メンバーはすべて大学の研究者で、アスパルテームの承認をしなかった。
1981年、新しくレーガン大統領に任命された、オーサーフルベイズはアスパルテームを承認した。
ノースイースタンオハイオ大学の精神科教授であるラルフワトソンが1980年から1985年に出された、166本の論文を調べたところ、産業界から資金援助を受けた74の研究すべてが甘味料の安全性を証明していた。一方残りの92の(産業界からの資金援助を受けていない)研究の内84研究が副作用を見つけていた。ワトソン博士自身もアスパルテームの副作用を見ていた。多くの人々に、気分の落ち込みなどを観察していた。
ワトソン博士などは、これをアスパルテーム中のフェニルアラニンが原因だろうと考えている。(アスパルテームはフェニルアラニンとアスパラギン酸から出来ている)
過剰なフェニルアラニンが神経伝達物質のバランスを狂わすことで、神経症状が出る可能性があるとワトソン博士は言いました。

市民グループ(Center for Science in the Public Interest)代表のミッシェルFジャコブソンは「世界中で何億もの人々が使っている化学物質は絶対に安全でなければならない」
「1点の疑いもあるべきでない」と述べています。




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