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飼育方法の違いによる牛肉の栄養成分の差 |
◆ 論文で紹介します(翻訳:伊澤) ◆ |
The role of grass feeding in improving oxidative stability and increasing vitaminB12 content of beef and veal 草で育てた牛肉の酸化安定性とビタミンB12量 V.Pastushenko.
ロストック大学 ドイツ |
この研究の目的は、草で育てた牛肉のフリーラジカル除去能(酸化安定性)とビタミンB12量を調べることです。 最近の研究(1999年.Matthes、2000年.Pasthshenko)によると、
濃厚飼料で育てられた牛と牧草で育てられた牛の脂肪酸は全く違っている。放牧して青草で育った反芻動物の肉は、
多価不飽和脂肪酸の供給源として、又、n-6/n-3比という点からも好ましい物である。 解説 多価不飽和脂肪酸は重要な栄養成分で、酸化を受けやすい。
酸化に対する充分な安定性があるということは、活性酸素による酸化をまぬがれているばかりではなく、消費者に、
健康への有用性ももたらしている。 (翻訳・文責:伊澤) |
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