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EU内で購入されたワイン40本の農薬分析

◆ 論文で紹介します(翻訳:伊澤) ◆

Message in a Bottle Results of pesticide analysis of 40 bottles of wine bought in the EU
EU内で購入されたワイン40本の農薬分析

Pesticide Action Network. Europe 農薬行動ネットワーク、ヨーロッパ

慣行農法(一般)のワイン34本、オーガニックワイン6本、計40本の農薬を分析した。慣行ワインの内訳は、フランスワイン10本、ドイツワイン10本、オーストリアワイン7本、イタリアワイン3本、ポルトガルワイン1本、南アフリカワイン1本、オーストラリアワイン1本、チリワイン1本、です。

オーガニックワインは、フランスワイン3本、オーストラリアワイン3本です。多くのワインは、低価格のものを選んだが、3本は200ユーロ(約3万円)を超える有名ブランド品です。

結果

慣行農法ワイン

34本の慣行(一般)ワインは全部で148(重複も合わせて)の農薬が残留していた。どのワインも1つ以上の農薬が残留していた。平均で4個以上の農薬が残留していた。1本のワインに最大で10種類の農薬が残留しているワインもあった。

全体では、24種類の違う農薬が残留していた。24種の内、5種が発ガン性、突然変異原性、内分泌撹乱物質としてEUに指定されている。

更に、3種は発ガン性が疑われている。4つ以上は、WHO(国際保険機関)に危険物質として分類されている。34本の内、16本(47%に当たりますが)は、EUに発ガン性、突然変異原性、生殖毒性、内分泌撹乱物質として指定されている農薬を含んでいます。

オーガニックワイン

調査した6本の内、5本からは農薬は検出されなかった。1本は、低濃度のピリメタニルを含んでいた。

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