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ベノミルとカルベルダジンの人体への影響
ヒトでは、女性ホルモン(エストロゲン)は、男性ホルモン(テストステロン)の酵素(アロマターゼ)反応によって作られます。
このアロマターゼに影響を与える物質があり、性分化に影響します。
55種の環境ホルモン(内分泌かくらん)物質を調べた所、殺菌剤のベノミルだけが、アロマターゼ活性を上げました。

ベノミルは微少管(細胞分裂などに必要)を阻害することも知られています。
ベノミルと同様にタキソールも微少管を阻害する物質です。
タキソールもアロマターゼ活性を上げました。
これらの事から、微少管を阻害することで、エストロゲンを上昇させ、内分泌をかく乱する可能性が出てきました。

男性ホルモン⇒⇒⇒女性ホルモン
アロマターゼ
ベノミル(殺菌剤)

ベノミルは、アロマターゼ活性を上昇させ、女性ホルモン(エストロゲン)を増加させ、性分化をかく乱する。
ベノミルは輸入オレンジ、バナナ、国産かんきつなどでよく検出されます。(伊澤)

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