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タンパク加水分解から見えてくるもの |
タンパク質を塩酸で分解するとアミノ酸ができます。 それをうけて、1990年代に、メーカーはアルカリ性にすることにより、MCPが分解することを見つけ、MCPの量を100分の1くらいにしました。 これでMCPの問題は、変異原性という問題ではほとんど解決したと、メーカーは安全宣言をしました。 しかし、東京水産大の林先生の調査により、MCP以外の物質による変異原性が大きく残っていることがわかりました。 これにて対して、活性炭に付着させることによって、変異原性を減らしているメーカーもありますが、(マルハ)、他のメーカーでは確認できていません。 毒物には、変異原性をもつ物質もあれば、免疫毒性、生殖毒性・・・いろいろな毒性があります。タンパク加水分解物中にいろいろ出来ている、未知の物質がいろいろな毒性を持っている可能性は非常に高いと思われます。 人類は、新しい技術のマイナスの可能性をよくよく考えた上で、技術の利用を考える様にしていかないと、21世紀は暗い世紀になってしまいます。 メーカー、国、学会などは、中立ではなく、圧倒的にメーカーの側にいます。
このマンガは、味のメーカーの担当さんと名古屋生活クラブの代表(伊澤)との生活クラブでのやりとりの実録です。 F〜Hのコマでは「〜より危険なものはある」という論旨のすり替え、Hのコマでは「お金」発言で、企業の体質がでています。 味のメーカーさんの味の素は、生協の加工品や、スープなど、市販品だけでなく、自然食業界にも参入しています。 名古屋生活クラブでは、塩酸分解によるタンパク加水分解物の入った商品を、現在取り扱いから外しています。 |
参照
▲ 「タンパク加水分解物質に発ガン性」 |
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