阿智村から新しい風

自然環境が壊され、農村、農地が大切にされなくなっている現状を何とかしたい。自然環境を大切にしたいという思いを有機農業という行動で実践したい。地域、自然を守り、阿智村を有機農業で盛り上げたい。想いを胸に、阿智村の新規就農支援で、市川さんと出会い、グループ『阿智ゆうきの風』を結成しました。

 

岩田さん

昨年7月に阿智村で新規就農した岩田です。東京の有機農家で研修、宮城県の有機農園の管理人を経て、西アフリカに海外青年協力隊の野菜隊員として活動しました。帰国後就農を目指し様々な場所を見てまわり、巡り合った土地がここ阿智村でした。

現在は野菜を中心に米、原木きのこ、ブルーベリーなどの栽培を始めたばかりです。自然や地域とつながり有機農業をしながら、『Think Globally, Act Locally.』そんな生き方を目指します。

岩田さん

品川さん

今回から始めさせていただく「阿智ゆうきの風野菜セット」の出荷、とてもワクワクしております。農園勤務を経て、2009年9月末に、阿智村に引っ越してきました。栽培面積は1町歩です。

会員のみなさんに情報を発信し、畑での交流会などもやっていければなぁと思っております。食育活動をしていきたいと就農前から思っていて、子どもたちと土に触れる体験をしていきたいと思います。

品川さん

高坂さん

3年と少し前に私の実家のある阿智村で就農しました。もともと森林問題や環境汚染、また途上国からの搾取等環境問題全般に興味がありNGOで働いていました。NGOでは有機農業を指導していました。その中で日本における農村・農地がだんだん大切にされなくなっている現状を考え、一農家として、有機農業を行いながら村を盛り上げていきたいという思いで就農しました。「農業で村を元気に!!」をモットーに日々畑の作物に向き合っています。

農家として作物に向き合いつつ、社会の中の一農家として広い視野を持って農業をしていきたいと思っています。

高坂さん

小塚さん

はじめまして。野菜の森畑 百々和(もものわ)です。標高800メートル。南アルプスが見える畑を、夫婦二人で耕しています。落ち葉や木屑など植物性のものだけを畑に入れて無肥料での栽培です。自然とともに歩む農業をめざして、マルチやハウスなどビニールのもの、大型機械などは極力使っていません。

「木を植えた男」という絵本があります。人々が自然を壊して、工場や住宅を建て続ける中、人知れず黙々と木を植え続け、荒涼とした大地を森に変えてった羊飼いの男の話です。この本との出会いから、「地球の為になることに人生を捧げたい、声を上げるよりも行動を起こしたい。」と考えるようになりました。

小塚さん

 

〈市川さんより阿智ゆうきの風 紹介〉

長野県阿智村から野菜を出荷させていただいている市川農園です。いつもお世話になっております。野菜を通しての名古屋生活クラブとのお付き合いはもう20年近くになりました。

東京から長野県に新規就農して大鹿村で10年、阿智村で12年目。 今までは私一人で野菜を出荷していましたが、最近、阿智村へ有機農業をするためにIターン、Uターンしてきた若い仲間がたくさんできて、その仲間と『阿智ゆうきの風』というグループを作りました。

今年から、セット野菜を中心に『阿智ゆうきの風』のメンバーの野菜を扱っていただくことになりました。私以外は皆若く、これから阿智村の農業を、とりわけ有機農業を担っていく存在になるはずです。

これからよろしくお付き合いをお願いします。

2011年5月1週