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Tobacman氏の論文に対するCarthew氏の反論
「動物実験でのカラギーナンの胃腸への有害な影響の総説参照」への反論
Carthew ユニリバー社 環境と安全センター

 Tobacman氏は、カラギーナンが胃の中で酸化水分解され、大腸ガンを促進する事に焦点をあてている。

分解カラギーナンは、ラットの体内に大腸ガンを作る。イニシエーション(DNAに突然変異をもたらす)剤のアゾキシメタンを使い、腸内の異常なクリプト(小さなくぼみ)の数を見ると、分解カラギーナンが、ラットの大腸ガンを促進しているのが分かる。

これらの知見により、分解カラギーナンはIARC(国際ガン研究機関)のグループ2Bの指定(ヒトへの発ガンの可能性)に分類されたが、それは、動物実験に基づいている。

そのままのカラギーナンはIARCにグループ3(ヒトへの発ガン性に関して分類できない)に分類されている。

Tacheの最近の論文で、アゾキシメタンを使うカラギーナンの発ガン促進を見る実験で、ヒトの腸内細菌をラットに入れた場合、発ガン促進は見られなかった。正常なげっ歯類の最近を使った場合は、カラギーナンは発ガンを促進した。

この結果は、以前と同じである。

大腸ガン促進効果は、げっ歯類に特異的なことである。それは、げっ歯類の腸内細菌を必要とする。カラギーナンは、ヒトの大腸ガンを促進しないだろう。

(中略)

モルモットは、カラギーナンによる大腸炎に非常になりやすく、霊長類(ヒトへの比較に最も適当)は、カラギーナンによる大腸炎を起こさない。

カラギーナンの食品使用の安全性は、国連とWHOの第57合同会合(2001年6月ローマ)で確認されている。

会合は、ADI(1日摂取許容量)を“特に決めない?(not specified)”ことを推薦している。

この推薦は、この分野での世界の2人のエキスパート(ネブラスカ大学 コーエンと名古屋市立大学のイトー)による、毒性と発ガン性の総説の後でなされています。


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