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Carthew氏の反論に対するTobacman氏の反論
◆ 論文で紹介します ◆
「動物実験でのカラギーナンの胃腸への有害な影響の総説参照」への反論参照に対する反論
Carthew ユニリバー社 環境と安全センター

(略)

げっ歯類では、分解カラギーナンが潰瘍と発ガンを誘導することは明らかである。同時に、食品グレードのカラギーナンが酸分解やバクテリアによって、分解カラギーナンになることも、はっきりしている。そして、分解カラギーナンは、食品グレードのカラギーナンに、たぶん混入している。

(略)

  Carthewは、ヒト、腸内細菌の役割とカラギーナンの毒性に種の間で差がある可能性をあげている。

Tacheの論文で、2種類のラット(ヒト腸内細菌ラット、ラット腸内細菌ラット)の糞中のカラギーナンの分子量を調べている。

ヒト腸内細菌ラット 307000 両方とも分解を受けている。
ラット腸内細菌ラット 346000 ヒト腸内細菌の方がより分解を受けている

 分解カラギーナンはどちらにもある。

(略)

FDAが1970年代にカラギーナンを再検討した時、FDAは、アカゲザルの論文を採用した。2%分解カラギーナンのエサで、体重の増加はなく、便に血がまじり、ヘモグロビン値が減少した。
  それらは、カラギーナンの摂取をやめた10週後まで続いた。
  さらに、粘膜のびらんと潰瘍と多くの膿瘍があった。
  病理学的な変化は、カラギーナンの投与量と時期に比例した。これらのデーターは、分解カラギーナンが霊長類に大腸炎を起こしうることを示している。
  FAO、WHOのADI評価は、不幸なことである。
  1999年、WHOのGreigは、「特に決めない?(not specified)は一時的である、と述べている。
(中略)
  カラギーナンの推薦は改善されることを望む。
  はっきりしていることは、
  経済的な問題があり、食品産業界と海藻採取業者の利益の問題だということ。
  アメリカでは、FDAは20年以上にもカラギーナンの潜在的有害性を無視してきている。
  しかし、潜在的な有害性を再評価すべき時である。

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